第34回キングストン大会詳報  写真クリックで 一部映像がまもなくごらんになれます。
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▼34回目、17年となったキングストン大会。一時は10バンドを超える出演バンド数だったがこのところ、今回と同様8バンド前後。1バンドあたり4曲演奏がちょうどいいかもしれない。高齢化に伴い、速いバンジョー曲では息切れが続出しかねない。

▼今年は異例の酷暑続きのうえ、台風来襲でバックインタウンの一部ステージも中止のやむなきということがあったようだが、3フォーク大会は幸いにもセーフ。

▼またメンバー一人が諸事情で参加できないバンドが二つあったが、Princeton Party は他バンドから代理奏者を曲ごとに替えて演奏、Reveries はベースマンが歌うなどで切り抜けた。これも高齢化の波をくぐり抜ける知恵かもしれない。

▼一方客席はというと、酷暑の影響か、夏バテか、超満員御礼の熱気ムンムンという以前のシーンと比べると今回は落ち着いた雰囲気でした。

-The Reveries-

Hard Traveling

Oh Miss Mary
Where Have All The Flowers Gone
All The Good Time

-Factor 4 Men-

This Little Light
Midnight Special
Chilly Winds
Road To Freedom


▼結婚式出席で参加できないボブ武石に代わって、ベースマンが 「俺が歌う」 と言って猛練習。どうやら及第点をもらえたみたいだが、ボブフリックとボブシェーンを歌えるベースマンはあんまりいそうもないので、自信もついたかな。

▼軽快な演奏でJohn 時代のおなじみ曲を3曲聴いても、疲れない、心地よいのはどうしてでしょうか。力みすぎると重くなるリズムも、Factor はいつでもノリがいい。▼大会でもあまり演奏するバンドがいない、John の名曲 Road To Freedom にも挑戦して大きな拍手。

-Martin Captains Trio-

Hangman
Colorado Trail
Two-ten,Six-eighteen
El Matador

-Princeton Party-
Rider
My Rambling Boy
Hobo's Lullaby
Going Away For To Leave You


▼ Dave 時代の曲が3曲というのも同バンドとしてはめずらしいのではないでしょうか。John 時代のなつかしい Two-ten Six-eighteen もキングストン大会ではあまり歌われない名曲。どの曲も華麗に歌って大きな拍手。

▼ メンバーが入れ替わっても結構イケル演奏なのは、代理人がいいのでしょうか、土台がいいのでしょうか、それともWFCのおかげでしょうか。▼ちなみに、 Hobo's Lullaby は Nick が George Grove の伴奏で歌ったバージョン。YouTube でご覧になれます。
-Close Up-
Roddy McCoreley
Lemon Tree
500 Miles
July You're Woman


-Goldenbirds-
Haul Away
Early In The Morning
Bimini
Remember The Alamo
 
s▼500mile 以外はあまり演奏されたことがない曲ばかり。 CloseUp の挑戦心に大きな拍手。Roddy McCoreley はスネア調の音も入れて軽快に。▼New Kingston Trio が演奏した July You're Woman は John Stewart の名曲でした。
▼WFC のメンバーで構成した新バンドも今回で2度目の出演。息も合って、力強い演奏は以前所属のバンドに勝るとも劣らずか。▼4曲すべて Dave 時代の曲選びには、こだわりと情熱が感じられる演奏でした。                                                                         
-Kingston Mark II-

Coming From The Mountain
El Matador
Hobo's Lullaby
Round About The Mountain

-Gin Fizz-
When You've Been Away For A Long Time
Allen Town Jail
They Are Gone
Long Time Blues
   

▼ リハーサルでは、「楽譜が見えない」などとイマイチのノリの Mark II も、さすがのベテランの本領を発揮して、本番では貫禄の演奏。めずらしく Dave 時代の曲も取り入れて余裕の演奏には大きな拍手でした。
▼華麗な演奏とアレンジの歌声には大人の雰囲気が漂う Gin Fizz は今回も見事な選曲で、その真髄を発揮。▼演奏直前に「鼻血」が止らないとティッシュを詰めたままの姿には笑いを誘うが、演奏の方はお見事。トリにふさわしい歌声でした。

-Ending-
I'm Going Home

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