第30回キングストン大会詳報  写真クリックで 一部映像がまもなくごらんになれます。
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 ▼第30回の記念すべき大会はスクリーンの映像から始まりました。バックインタウンのスタッフが徹夜でつくった、15年にわたる大会参加者の映像とキングストントリオで構成される大作。思わぬプレゼントに参加者・観客も大感激。
▼ステージ背景には、30回を記念した横断幕が掲げられ、雰囲気を一層盛り上げていました。これもプロがボランティア制作したものとか。
▼台風が近づく雨模様の中、会場は満員御礼の盛況。1バンド3曲の演奏だが、どれも充実し、15年の蓄積を感じさせるものとなった。
▼「15年も続くとは思わなかった(オーナー)」キングストン大会は今回11バンドの出演。「初参加」バンドが3バンドだそうだが、いずれもベテランメンバーの入れ替えやら臨時参加。                                     
▼シルバー社会が色濃く反映された大会ではあるが、高齢による不測の事態にも対応できる力強い一面も。
▼前回から個別マイクに切り替えたせいか、どのバンドも声が乗った演奏となり、全体的に完成度の高い雰囲気だったのも30回のなせるワザでしょうか。


-Kingston Amigos-

Corey, Corey

Tom Dooley
Dorie


-Sunny Side Top-

Goin' Away For To Leave You
Pullin' Away
Georgia Stockade

▼Dave Guard 時代初期の3曲をとりあげ、リズムの取り方、演奏の雰囲気や泥臭さもそっくりコピー。Tom Dooley は最近演奏するグループが減ったが、やはりデビュー曲は必須科目。
▼「この曲知らなかった」という観客も多く、本邦初公開と思われる Dorie も元気よくキングストンの雰囲気を醸し出していました。
▼キングストン大会「初参加」と聞いて、えっと思った人は素人。すでにあちこちで活躍中の合体バンドではありますが、本大会初参加。
▼30代と間違えられそうな迫力ある演奏で、学生時代に戻ったような錯覚すら感じさせてくれた。
▼今後の活躍に期待する声大。


-KENT-

One Too Many Mornings
Chilly Winds

M.T.A.


-The Kingston Mark IV-

Hobo's Lullaby
Oh, Sail Away
Yes, I Can Feel It


▼とうとうやってきました、KENT。キングストン大会初登場とあってはどんな演奏をするのか、興味津々の声が何か月も前からありました。
▼キングストントリオの曲をキングストンらしく、そして KENT らしく4声で歌い切る演奏に大きな拍手。
▼「芸人さんみたい」とは初めて聴く観客の声。 MTAの日本語英語は必聴です。
▼MarkIII ならぬ MarkIV と聞いて、誰?と思った人多数。 Nick さん外遊のため、代理出演したのは、あの「アッペさん」
▼一瞬 PPM を歌うのかと思いきや、とりあげた3曲はキングストンの隠れた名曲ばかり。キングストンの雰囲気をくずさない演奏と歌声に大きな拍手。

-Gin Fizz-

Where Have All The Flowers Gone
Last Thing On My Mind
This Land Is Your Land

-Martin Captains Trio-

Colors
Across The Wide Missouri
Midnight Special
▼ギター2台でも、3台で演奏しているように聞こえる技はなかなかマネができません。
▼誰もが知っている「花どこ」や「This Land」を取り入れて、ダンディーに演奏する姿は30回の大会ずっと変わらず。でもちょっと老眼が進行したか。。
▼一部のトリを演奏したのはMartin Captains Trio。ギター一本の Missouri も歌い上げました。
▼YouTube でも見られる、Colours  の John Stewart の演奏姿をダブって思い浮かべたのは私だけでしょうか。

-よこじまトリオ女子部-

Goin' Away For To Leave You
Oh, Cindy
Georgia Stockade

-Princeton Party-

Low Bridge
Early Morning Rain
El Matador

▼出場回数もベテランの域に達した女性トリオ。 バンジョー曲ばかり3曲の演奏はいずれも迫力、リズム、コーラス3拍子揃って、「うまくなったねえ〜」と観客の声。
▼他バンドと2曲ダブっていても、それを感じさせない独特の雰囲気は堂々たるもので大きな声援・拍手。
▼3曲しか演奏しないのに、12弦ギターとバンジョーをとっかえひっかえの本格演奏。妥協しない姿勢とその演奏には脱帽の一言。
▼ちなみにギルドの12弦ギターにはヘビーゲージの弦を張って、ジョンのあのキラキラ感を出しているそうで、ホント恐れ入りました。


-Close Up-

Sloop John B
El Matador
Tijuana Jail



-The Reveries-

Jesse James
One Too Many Mornings
The New Frontier

▼一本マイクに比べて、「3本マイク効果」というのはどうやらあるようで、多くの参加バンドの声の通りやハーモニーの調子が良く聞こえる、というのがもっぱらの感想。
▼Close Up もその効果を活かして大きな拍手。

▼バンジョー曲3曲の選曲は、「楽器運びがめんどうだから」ではなく、「まだまだ元気」を表現したかったとは本人の弁。
▼The New Frontier  のアカペラコーラスがどうにか大過なく収まって一安心。

-Factor 4 Men-

Tell It On The Mountain
Lock All The Windows
Genny Glenn




▼おおトリの Factor は、舌がもつれて歌いづらい、多くのバンドが演奏を敬遠する Genny Glenn に挑戦。果敢に歌い切って、健在をアピール。
▼Sunny Side と二足わらじの Nick兄弟も相変わらず元気でした。




-Ending-

I'm Going Home

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