第9回キングストン大会詳報 写真クリックで 一部映像がごらんになれます。

( 出演バンド記録に戻る )

 

 

■9 回も続いている本大会、今回もキングストントリオをこよなく愛し、追求している10バンドが出場しました■マンネリ化を防ぎ、「知らない曲ばかりだ」とい うお客様の声にも耳を傾けた結果、今大会では、1曲は「日本語曲をキングストン風にアレンジして」演奏すること、というお達し■キングストンが好きな人 は、もともとアメリカかぶれ 。英語がわからなくても、英語の曲でないと音楽ではない、という時代に音楽に目覚めた人ばかり■「日本語の曲なんて」という反応もある中で、各バンドがど んな風にこの課題をこなすのか、大いに見もの聞き物でした■ふたをあけてみると、どのバンドもそれぞれ工夫とこだわりを発揮し、すばらしい演奏■MFQも 使った二本マイクの効用か、動きと 、まとまりのある、写真映りのいい演奏シーンとなりました■次回はついに第10回。記念企画が今から楽しみ。

PPMM

         

  Georgia Stockade

Ann

Hope You Understand

 関白宣言

 

 

昨日はPPM大会、今日はキングストン大会、と変化自在のPPMM本家のキングストンでは歌わずにギターだけ演奏している難しい伴奏の Ann を歌いながら弾いている、と客席の玄人筋から驚嘆の声。あれ、いつもの女性ボーカリストがいない、と思ったら、ちゃんと最後の日本語曲で大受けの登場はさすがの演出、うまい。

The Kingstones

 

Georgia Stockade

Where I'm bound

涙を越えて

You're Gonna Miss Me

 

 

 

第5回大会で初出場、若さ溢れる元気な演奏で、会場割れんばかりの大声援の末、異例のアンコール演奏をしたのは記憶に新しい。今回はそれ以来のひさしぶりの舞台だったが、演奏・歌声に厚みが増し、堂々の貫禄。

The Reveries

 

 

Where Have All The Flowers Gone

雨はトレモロ

Colorado Trail

Gonna Go Down The River

 

3曲は1名減の The Reveries -1 で演奏。 MX TV でも放映されたニューフロンティアズ-1 を、図らずもマネした形だが、10年早い、の声。 そのニューフロンティアズが小林啓子をフィーチャーして歌った日本語曲、「雨はトレモロ」 を取り上げたところがこだわりか。ベースマンの声がよかった、とは陰の声。

Factor 4 Men

 

 

Jesse James

Tijuana Jail

それでいいのさ

Last Night I Had The Strangest Dream

 

 

最近は Factor 5 Men だったが、今回は 4 Men。 ベースマンも海外赴任で交代したが、楽しい演奏は健在。 買ったばかりの Guild F-212をひっさげて、オリジナル日本語曲をChilly Winds風に歌う姿はベテラン、のパフォーマンス。

Ramblers

 

Where I'm Bound

Yes, I Can Feel It

若者たち・星に祈りを

Gonna Go Down The River

 

 

第一部のトリは 貫禄 Ramblers 。難関の Gonna Go Down The River も 「舌が良くまわり、迫力があった」 とは客席の声。 Chilly Winds 風 「若者たち」 と Where Have All The Flowers Gone 風「星に祈りを」のメドレーは、アレンジと工夫の努力が秀逸の殊勲賞。

Gin Fizz

 

 

Long Time Blues

One More Town

Gotta Travel On

旅人よ

 

 

センスの良いホームページを新調した Gin Fizz の演奏は、これまたセンスの良い選曲とアレンジの歌声。 二本マイクもセンス良く使い、演奏姿も写真のようにセンス良く、グリーンバックダラー風 加山雄三曲のセンスの良いアレンジは一押し。

Mash Liquor

 

 

Hard Ain't It Hard

涙から明日へ

Reuben James

Rovin' Gambler / This Train

 

 

久しぶりの Hard Ain't It Hard でスタートしたベテラン Mash。 歯切れの良い歌声と透き通った楽器の音色は、クリアーなサウンドを作り出す。 マチャアキの歌をマチャアキの前で演奏し、「星三つ」と言われたそうだが、バンジョーを交えたキングストン風のアレンジの歌声は 「星四つ」

The Princeton Party

 

 

Corey, Corey

MTA

Low Bridge

500マイル

 

米国の著名キングストン研究家から譲り受けたばかりの 1960年代製 Vega を携えての演奏は、さすがこだわりの Princeton 。 選曲もキングストンの真髄を現す曲ばかり。 「日本語曲」との指示に従って、「500マイル」と日本語で題名がついているキングストントリオのヒット曲を、オリジナルに忠実に演奏、英語で歌ってあっぱれ。

 

Folk Dreamers

 

 

Rider

Oh, Miss Mary

涙そうそう

地上の星

 

 

 TV放映などで一躍有名バンドとなった Folk Dreamers。日本語曲のレパートリー数は参加バンドNO1であることは間違いない。「1曲だぞ!」の会場の声にもめげず、2曲の日本語曲を堂々演奏。三味線調バンジョー奏法はキングストンもびっくりだろう。

The Kingston Mark III

 

 

Bimini

Tomorrow Is A Long Time

One Too Many Mornings

君に会いたい

Scotch & Soda(アンコール)

 

大トリは 大貫禄のMarkIII。マイクの使い方、体の動かし方、観客をひきつけるMC、余裕の演奏 ― などなど、どれをとっても最高の出来。 GreenBack Dollar 風日本語曲のアレンジも見事で、拍手が鳴り止まず、キングストン大会過去2度しかない、異例のアンコール。

 

Copyright 2006 The Reveries